本日の昼食メニュー（常食）は京都府の郷土料理です😋

かつて都として栄えた京都では、当然のことながら食文化も発展しました。
味はもちろんの事、見た目の美しさや季節感などを重視した京都ならではの伝統料理が多数生まれました。

現在でも、日本料理の五体系である大饗料理、精進料理、本膳料理、懐石料理、おばんざい（または有職料理）の総称を「京料理」と呼び、それぞれの料理の意味合いは次の通りです。

《大饗料理》貴族や公家社会による接待料理。宴会料理として発展しました。
《精進料理》殺生が禁止された社会で発展し、野菜や豆を中心とした料理です。
《本膳料理》武家による、おもてなし料理から発展。儀式的な意味合いが強く、現在では冠婚葬祭にて提供されます。
《懐石料理》町人や武家の間で、茶会の料理として発展。空腹ではお茶を味わえないので、茶事の席で提供された料理。
《おばんざい／有職料理》庶民の家庭料理。／社会的地位の高い人々が楽しんだ料理。

･･･ひとつひとつが既に奥深いですね😲

さて、本日のメインは京料理の中でも人気の高い魚の西京焼きです🐟
西京焼きは、西京味噌にみりんや酒を加え、魚を漬け込み焼いた料理です。
西京味噌は塩分が低く甘みがあり、着色が薄いので魚の素材が十分に活かされます。

そして、湯葉は精進料理を代表する食材のひとつです。
タンパク質が豊富な湯葉は、京都府内のお寺で精進料理の食材として重宝されました。
本日は上品なお吸い物としてご提供します。

「おばんざい」はひじき煮になります。京都では家庭内で作られてたおかずを「おばんざい」と呼ぶそうです。本日はシンプルなひじき煮をお召し上がりください😊

《本日のメニュー》
◎ごはん🍚
◎湯葉のお吸い物
◎魚の西京焼き🐟
◎おばんざい（ひじき煮）
◎青菜のかすみ和え🥬
◎抹茶あずきミルク寒天